第7号 : 大学の先生が高校で授業をする!?(豊田)

大学の先生が高校で授業をする!?(豊田)

大学の先生が高校で授業をすることがあるのでしょうか?

答えはYesです。

本学では、出前授業というものがあり、本学の教員が高校に伺って、高校生に大学の授業を体験してもらうというものです。本年度も経営学部所属の教員がいくつかの高等学校で授業をしております(本年度の出前授業一覧)。私自身も何度か高等学校の依頼に基づき、授業に行きましたが、特に、多感な高校生の知的好奇心をくすぐるような授業、わかりやすく役に立つ授業、普段では聞けない授業を心がけております。しかしながら、普段行っている大学生に対しても知的好奇心をくすぐる授業を行うことは教員としても簡単ではなく、多分、どのようにすれば知的好奇心をくすぐるような授業ができるのかという問題の答えを私はずっと試行錯誤しながら、日々授業を行っているのが本音です。

教員エッセイ第7号

平成25年7月12日兵庫県立尼崎稲園高等学校での出前授業

普段とは異なる高校での授業は私にとって非常に刺激的です。アグレッシブかつエネルギッシュな高校生に負けないようにわかりやすくかつ念入りに授業準備して、臨みますが感性の豊かな若人の知的好奇心に脱帽することも多々あります。そのような経験を今度は大学の日々の授業に反映させることを通じて、知的好奇心をくすぐる授業とは何かを模索しています。また、高等学校の先生との出会いも刺激的で、教育に携わるという共通点はありますが、あまり接する機会がなく、こういった機会にお話しすることはとても私自身にとって勉強になります。講義後に丁寧な礼状とともに学生の感想を頂くことがあり、本当に普段ない高校での授業をさせて頂き、貴重な経験をさせてもらったと思うばかりです。

教員という仕事は種をまくことが仕事だと思います。もちろん、まいただけではなく、水を与え、育てていかなければなりません。高校で講義をさせて頂くことは、まさしく種をまくことだと思っております。何年後、何十年後にきれいな花を咲くことを祈りながら、授業をしています。

この原稿を書くために着任以来5年間で授業をさせていただいた高校とテーマをまとめたものが表1です。

表1.授業させていただいた講義一覧とテーマ

高校名 テーマ
京都府立加悦谷高等学校 論理的な思考とは何か?
岡山理科大学附属高等学校 進路ってどうやって決めるの?
岡山理科大学附属高等学校 地頭力をつけよう
島根県立松江東高等学校 進路ってどうやって決めるの?
鳥取県米子北斗高等学校 進路ってどうやって決めるの?
兵庫県立村岡高等学校 地頭力をつけよう
兵庫県立尼崎稲園高等学校 地頭力をつけよう
テーマ例1 : 「進路ってどうやって決めるの?」
進路選択をテーマに、ブレーンストーミング、KJ法を用いて、見える化を行いながらグループワークを通じて、アイデアの創発を体験します。
テーマ例2 : 「地頭力をつけよう!」
地頭力の概念を学ぶことを通じて論理的思考を理解するとともに、地頭力を強化することの意義を学びます。
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